世界の羊水に浸される僕の原罪
僕の失敗、あなたの失敗、誰かの失敗は
本当に失敗といえるのだろうか?
僕の亡霊がまだ僕の周りをうろついているから
僕はまだ闘わなくちゃいけないのかもしれない
僕を僕だけのものにするには
あまりにも長い間、僕は僕から離れすぎていた
そして僕のためにいる僕は
何をどうしたらいいのか、未だに決めかねている。
あなたみたいに辛く悲しいと泣き叫び、
誰かに救いの手を求めることを躊躇しないことが
どんなにか羨ましく、傲慢かと思っていた
僕は辛くて苦しくて悲しいのか?
そんなありきたりの言葉で言い表せるほど
いつだって僕は完璧じゃない
あなたがあなたである理由も
僕が僕である理由もわからないんだから
あなたの思いなんか何一つ僕にはわからないよ
だから、くたばれ。
僕を苦しめる僕の原罪は
僕を永遠の孤独に浸す羊水の様だ。
子供の頃の僕は、大人になったら世界の全てが解ると思っていた。
思っていたんだ。